【経緯】
2017 年秋に耕畜連携-農工一体-工商連携の仮説を実証するプロトタイプが動き始めていた。
チームマーチャンダイジングの結成に続いて、
女性評価チーム、消費者のチームマーチャンダイジング結成の 課題が与えられた。
その後の松尾さんの急逝、コロナ禍で人々が集まり積極的活動の行えない期間が続いていた。
【スピンオフ】
協会によるオンラインセミナーの講師陣へのリスペクト、
もぐもぐタイムでご紹介された食材を取り寄 せる。
他の地域を知ること、テロワール、地域ユニット、自給圏を知る一歩になるきっかけとした。
今を 変えるのは女性参加、未来をつくるのは若者、
と庄内地域では川下の消費者の熱量を高めることを目指 した。
【もぐもぐテロワール主旨】
・地域住民が食べることで楽しく得してスマート・テロワール知る。
・オンラインセミナーで紹介された食材で他所を知り、比較して地元テロワールを知る。
・地元シェフとのリレー企画で若い料理人と参加者で地域の食の自立を味覚で知る。
・ワールドカフェ方式で共通のテーマで対話して、最後には一体感を共有する。
・スマート・テロワールの地域ユニットの住人参加を訴求し、立上げメンバーを求めた。
【もぐもぐテロワール開催】
・今年度 4 回開催予定が 2 回(1/20,3/25)となった。(コロナ状況)
・開催レストランの席数にもよるが、10 人前後参加者でランチ開催とした。(3 密を考慮)
・フリーペーパーe-Towns で QR コードからの申込みのみ受け付けた。
・一人当たりの予算を\4,500 と見込んだ。コロナ禍にある飲食店の応援も含めて。
・感覚的に農の観点から食を捉える方が多かった中、物流関係者がいて視点が広がった。
・プーチンによるウクライナ侵攻後の 2 回目は自給圏を説明する必要がなかった。
・この開催にあたり、小麦生産者、大豆加工業者、地銀に地域自立活動を告知した。
【結果】
・個人戦の延長を脱しきれなかった。
地域住人による団体戦を醸し出せなかった。
・地消地産をしていることが見えるエコバック作成を持ち掛け、その作成を目指す。
【展望】
・令和 4 年度は 4 回開催し立上げメンバー結集を目標。
・秋の月山高原収穫祭で地消地産のエコバック販売。
・そのための内部資金援助獲得と外部資金、エコバックに地元企業のロゴ入れ製作料獲得。
以下にもぐもぐテロワールの報告を掲載いたします
2020年度 | 2021年度(予定) | ||||||||
100人インタビュー | 消費動向、地域づくり聞取り等 | 広報活動協力 | 読者の反響をSNSで結ぶ | ||||||
広報活動協力 | タウン誌の加工業者取材 | 推進組織形成 | 上記で自主的立上げを働かける | ||||||
中田会長招聘 | 訪問先調整2月、11月 | 小集団活動 | 飲食店でスマテロレシピ講習会 | ||||||
オンラインMT | 庄内4支援の打ち合わせ4回 | 中田会長招聘 | 地元キーマンへの訪問調整 | ||||||
情報収集 | JAと共済、小売店関係 | 販売協力 | 特にポテト加工品の販売協力 | ||||||
コロナ禍により、本来人と会い、活動家・協力者を発掘し推進組織形成を使命としていたが、外に向かう活動はできなかった。 | 上半期もコロナに左右されると予測し、SNSを整備しながら、住人が地消地産に参加できる場の提供づくりを実施。 |
2020年4月から8月の活動報告
【地域住民活動推進】レター
━庄内4月から8月報告━
地域住民活動推進の庄内地域でのミッションは、
① スマート·テロワールの実現に向けて地消地産の住民活動を推進すること。
地域住民と流通、加工業者、生産者とを繋げる。
② イベントへの住民の参加の呼びかけ。
③ スマート·テロワール協会の教宣活動です。
コロナ禍の4月から8月は、8月に女性キーパーソンとの出会うことを目標に女性100人インタビューに取り組みました。
「地域を元気するために頑張っている女性」
「地域で情報発信を積極的にしている女性」
「憧れる女性リーダーっていますか」など20代から50代にインタビューしました。
対象は農業から遠い福祉(高齢者、障害者、学童、保育)で働く女性に偏りました。
4月から8月は仮説を実証する女性キーパーソンへはたどりつきませんでした。
インタビュー方法が最良ではなく、農業から遠く離れながら自ら農業を語るミスリード。
いくつかの情報提供をいただきましたが、『難しい話しは、わからない』と断りの常套句をいただく。
苦戦する最中に、地域住民広報活動の北風さんのe-Townsの「月刊スマート·テロワールたより」により無関心·興味無しの女性たちと分かりやすく話せるツールに助けられています。
同じくこの期間に顧問の北野収先生より、
『 Edible Mediaの映像』と『共生時代の地域づくり論』をご紹介とご指導をいただき、地域住民活動を前進させるヒントをいただきました。
最後に、松尾雅彦さんとのメールからワンフレーズ。
【拙著で「スマート」とは、消費者です】(2017/02/02)
【加工豚肉の「消費のCM(チームマーチャンダイジング)」で女性チームを企画してください】(2017/02/19)
【試食会での意見、評価する(女性)評価チームを結成させてください】(2017/05/17)
【スマート·テロワールは農村の共同体を蘇生するものです。農業の本ではありません】(2017/08/09)
消費者と女性チームにが今後のキーワードになります。
広くヒントやアイディアやご指導をいただければ幸いです。
PS.次回から野崎孝訳の「ライ麦畑でつかまえて」まで堅苦しさをなくします。
山形県鶴岡市 清野仁