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進化し続ける茨城、福島、栃木県セブンイレブンのクリームパン

茨城県パン小麦研究会に所属する小麦生産者の小麦、「ゆめかおり」を原料とするクリームパンが、茨城をはじめとする茨城、栃木、福島県のセブンイレブンの店舗にて絶賛販売中です。

山本謙治さん、通称「やまけん」さんのブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」でこのクリームパンについての報告がアップされています。

「いまだけ、茨城、栃木、福島県のセブンイレブンで販売されている茨城県産小麦ゆめかおりを使用したパンシリーズの『コクを味わうカスタードクリームパン』は、なんと国産飼料100%で育てた鶏の卵『和のしずく』が使われた、とてもコンビニパンとは思えないクオリティの逸品だ!」

 

 

このクリームパンは「茨城県パン小麦栽培栽培研究会」に所属する小麦生産農家が栽培する「ゆめかおり」という品種の小麦を使っている。

そしてこの小麦は昭和産業の茨城県鹿島工場で製粉にされ、茨城県の株式会社リバティーフーズの工場で製パンされて北関東のセブンイレブンの店頭に届けられ、北関東の消費者に提供されている。

すなわちこのクリームパンは茨城、栃木、福島県の生産者、食品加工業者、コンビニ店舗という地域限定のサプライチェーンを繋ぐ地産地消の申し子なのだ。

この経緯についてはスマート・テロワール協会の主催する第10回オンラインセミナー(下記の資料をダウンロードしてください)の中で詳しく紹介されている。

そしてこのクリームパンの原料になんと茨城産の鶏卵が加わったというのだ。

このクリームパン、「ポイントはカスタードクリーム。中央上部分に「茨城県小美玉市たまご クリームに使用」と書いてある。この卵が、なんと普通なら一玉20円以上する「和のしずく」なのだ!」

しかもこの卵、飼料は100%国産だというのだ。

「和のしずくは、昭和製粉グループが手がけるたまごで、国産飼料100%で育てたたまごである。近年の輸入飼料高で国産飼料に注目が集まっているが、ここは遙か前から、国産飼料に取り組んできた。飼料米だけではなくポテトプロテイン、ホヤの殻といったさまざまな素材を組み合わせて、国産飼料100%でおいしい卵を産み出してきたのだ」。

このカスタードクリームを利用することで、茨城クリームパンは更なる進化を遂げたということだ。もちろんこの進化の立役者はリバティーフーズ社長の鳥山雅庸さんだ。

鳥山さんは焼きたてパンの原料となる野菜、果物、調味料などなどについて本物志向を貫いて、全国各地の銘品を採用しているまさに食のイノベーターなのだ。

これからもリバティーフーズの繰り出す焼きたてパンの進化から目が離せない。

そして何よりこうした試みがセブンイレブンの全国の製パンベンダーに共有されて、各地で地産地消への挑戦が怒涛のように広がることを期待したい。

心ある農業経営者が畑作穀物への挑戦へと舵を切る上で安定した需要者が伴走してくれることが最も重要な駆動力になるのだから。

 

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コンビニでも地元産小麦を使ったパン
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