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新刊『労働者協同組合とフェアトレード』北野収教授訳ご案内

            協会顧問の獨協大学教授北野収氏訳になる新刊のご紹介です

 

 

新刊『労働者協同組合とフェアトレード』ご案内

 

前訳書A・エスコバル『開発との遭遇』(2022)と並行で2018年から作業を開始、解説執筆ための現地調査を挟んで丸8年。この本をやっと世に送り出すことができて安堵しています。ご高覧いただくとともに、図書館蔵書等のご推薦を賜ることができれば幸いです。

 

『労働者協同組合とフェアトレード――地域と世界をむすぶ連帯ビジネス』

ステイシー・バーン/エロール・シャーペ著、北野収訳・解説、彩流社

ISBN 9784779130953、四六版・384ページ、3,850円(税込)、2026年1月14日刊行

https://www.sairyusha.co.jp/book/b10153976.html

 

【内容説明】

「フェアトレードは援助ではない。ラディカルなビジネスモデルであり、社会運動だ」。本書はフェアトレードの本でありつつも、労働者協同組合が経験した内発型の組織学習(organizational learning)の記録でもある。ジャストアス!組合(Just Us! Coffee Roasters Co-op)は、カナダで最も成功したフェアトレード団体として知られる。本書は自らも民主的で自立的な職場として立ち上げた労働者協同組合としてのジャストアス!における人間関係・リーダーシップ、事業の苦悩の記録である。ジャストアス!のカウンターパートは、世界で初めてフェアトレード認証コーヒーの仕組みを生み出したメキシコ・オアハカ州のUCIRI組合。この南北の姉妹組合にみる相似と差異、利潤と互恵、拡大と進化…。さまざまな二項対立に直面しながら、先進国・途上国を問わず、人間が誇りと尊厳を持って、自治を保ちながら、正当な報酬が得られるような生産と就労の場を築くための試行錯誤が描かれている。訳者解説として、歴史の縦糸としての戦前期カナダ・ノバスコシア州のアンティゴニッシュ運動~ラテンアメリカの解放の神学~今日のノバスコシア州の協同組合運動に関する論考を収録した。解放の神学の源流ともいえるアンティゴニッシュ運動の遺産としての「労協運動の今」について知ってほしい。

 

【目次】

日本語版序文Ⅰ―フェエアトレードは慈善活動ではない(Sバーン/E・シャーペ)

日本語版序文Ⅱ―困難だったことも伝えたい(J・ムーア/Dムーア)

序文(G・フリーデル)

序章 エロールのフェアトレードとの出会い

1章 始まりの頃

2章 コーヒーからチョコレート、その先へ

3章 フェアトレードを知る

4章 生産者の自立に向けた組織づくり

5章 ビジネスと労働者協同組合のはざま

6章 フェアトレード運動を拓く

終章 UCIRI組合からの手紙

謝辞

訳者解説 時空を超える連帯と協同

訳者あとがき

 

問い合わせ先(訳者) [email protected]